NET119緊急通報システム

2025/4/24 公開

特徴

聴覚・言語機能に障害をもつ方のために、音声通話を省いて119番通報ができる「NET119緊急通報システム」の提供が全国で始まっています。これはスマートフォンなどのインターネット接続機能を使い、簡単な画面操作と文字入力によって救急や火災などの緊急事態を消防署に通報できるシステムです。またスマートフォンのGPS機能により、通報者の位置情報を消防に伝えることができます。

イメージ 頭を抱える男性と女性

対象者

原則としてシステムの利用対象者は「聴覚・言語機能に障害があり、聞くこと・話すことが困難な方」です。

利用に必要なものは下記の2点です。

  • GPS機能付きのスマートフォンなど、インターネットに接続できる端末
  • 送受信可能なメールアドレス

また、利用登録時に身分証明書や障害者手帳などの提示が必要な場合もあります。管轄の消防本部によって異なるのでご確認ください。

利用方法

基本的にNET119緊急通報システムの操作はwebブラウザ上で行います。

登録した方はブックマーク・お気に入りに登録しておくと良いでしょう。


システムを用いた119番通報の手順は下記のとおりです。

① 画面上のボタンで「救急」もしくは「火事」のいずれかを選択します。

② 場所を指定します。事前に登録してある自宅などの場所、もしくはGPSで取得した現在地を選択します。

③ 場所を決定するとシステム上で通報が行われます。

④ 消防署とつながったら、必要に応じてチャットで情報を知らせてください。


イメージ スマホを操作する男性

注意点

NET119緊急通報システムを利用するためには事前登録が必要です。

事前登録は地域を管轄する消防本部で行いますが、一部導入されていない地域もあります。導入状況は消防庁のサイトをご確認ください(※1)。


導入されている地域でも、消防本部ごとに利用登録方法は異なります(インターネット上で行えるものや、消防署の窓口で申請を行うものなど)。

また登録したい消防本部の管轄内に住んでいる、もしくは通勤・通学していることが条件となる場合もあります。利用をご希望の際は、まずお近くの消防本部にお問い合わせください。